[無垢フローリングとは・・・]

これまで無垢フローリングの施工事例だったり、特徴だったり注意点だったりとご紹介致しましたが今回は、一転初心にかえり「無垢フローリングってなに?」という題材でお送りいたします。

ショールームにご来場頂いたお客様より「木の床」じゃないんですか?とか「無垢って何?」など無垢フローリングの名称は永遠のテーマでございます。

だったら無垢壁材とか無垢柱とか木を使って建材として販売されているものは全部無垢=木になるんじゃないの?と疑問に思う方も多いはず。

フローリング界隈の固有名称として、フローリングといっても沢山規格があるので無垢=木のフローリングにしたなど順を追ってご説明したいと思います。

そもそも無垢という言葉の意味は・・・・・・・・・・・・

むく【無垢】《名ノナ》

  1. 仏教煩悩(ぼんのう)から離れて、けがれが無いこと。 「清浄(しょうじょう)―」
  2. 潔白で純真なこと。 「―な娘」
  3. まじりけが無いこと。 「金―」
  4. 全体が無地で一つの色の衣服。特に、染めていないもの。 「白―」

無垢フローリング業界では「無垢」とは混じりけの無いことに該当します。

「何に対して混じりけの無いのか?」という話になってきますが、無垢フローリングとは生粋の木そのもので丸太から切り出しそのまま床材として製材された建材。対して混じりっ気があるのが合板を張り合わせて作る集成材など工業製品的な木材。

合板フロア材

ベニヤ板の表面に木目のシールを貼りつけたり、0.3~5mm程の薄い木材を張り付けた床材。

価格帯も安価でいわゆる良く見るフローリング。

 

合板フロアは安価で施工も簡単です、一番身近なフローリングといっても過言では無くメンテ等も特に考えず雑巾で拭いてもOK.最近はお洒落な木調なフロアやシックなカラーのデザインフロアなど沢山ラインナップがございます。

複合フローリング

下地材(合板、集成材)の上に1~3mm程の天然木を張り合わせた床材。

 

下地材を張り合わせているので反りや収縮などのが少なく、無垢フローリングと見た目がほぼ変わらず、天然木の表面に塗装を施している商品が一般的。

床暖房対応している規格のものもあるので床暖房を検討されている方で無垢を検討されている方にはうってつけのフローリング。

無垢フローリング

木材の一枚板を加工した床材。

色味や固さ、そもそもの見た目など木の種類によって異なる。

 

木本来の温かみや、香り、調湿効果などメリットは沢山ありますが一番分かりやすいのは見た目。無垢フローリングを張ると自然を感じ、杢独自のお色や質感などから空間全体がナチュラルな風合いになります。

木の種類によって異なる?「広葉樹と」「針葉樹」

先ほど無垢フローリングの見た目や特徴など木の種類によって異なると記載致しましたが樹の種類を挙げると、我々日本人から身近なもので言うと、杉やヒノキなど聞いたことが有ると思います。

杉やヒノキは針葉樹と言われ、字の通り葉っぱが針の如く細長い木の事。

針葉樹は柔らかい材質で、調湿機能や吸音性能に優れているおり日本では古くからスギやヒノキなど建築には欠かせない木材として今日も活躍している木材です。柔らかい反面、キズが付きやすく反りやすい部類に入るのですが針葉樹特有の香りや和風なビジュアルなどから長年重宝されている樹種でございます。

スギとヒノキ

対して固くキズが付きにくく耐久性ある樹種が広葉樹

その名の通り広い葉っぱが付いている樹のこと。

広葉樹も意外と身近で、オークやチークやウォールナットはテーブルや椅子などお目にかかる機会も多く、楽器をやられている方はメープルやマホガニーなどご存知かと思います。

広葉樹の中でも長年一番ポピュラーなのがオーク材。

オークのフローリング

リノベーションやDIY系の雑誌をふと見るとオーク材をよく目にします。老若男女問わず人気の樹種でオーク材は中国・ロシア・ヨーロッパ・北米などから産出され長年家具や建材、木工など幅広い分野で使われている樹種で世界的にもメジャーな無垢材です。

ソリッドオーク無垢フローリング

オーク特有の自然な風合いとお色は無垢フローリングの中でもかなり王道と言えます。そして、どんな壁材やインテリアでも調和しこだわりのある空間を演出してくれます。

そして男性から根強い人気でよく高級材に挙げられる樹種がブラックウォールナット。

ブラックウォールナット無垢フローリング

主に北米やカナダ原産で高級な家具や価値が非常に高い楽器などによく使われている樹種。よく塗料をカラーラインナップを見るとウォールナット色とありますが生粋のウォールナット特有のお色と上品さが長年人気で出来る男の書斎と言えば断然ウォールナットが一番最初に出てきます。

ウォールナット無垢フローリング(ユニ)

表面も非常に滑らかな質感で塗装ノリも良く、施工性も良好で何よりシックな空間を演出でき本物の黒色無垢フローリングの代表格でございます。

最後にご紹介するのがチーク材。

インドネシアやミャンマーなど常夏の国が主な産地でチーク材特有の茶褐色のカラーは長年世界各国で親しまれている。寸法安定性が非常に高く、害虫被害にとても強いことから特に沖縄地方ではチーク材をよく目にする機会が非常に多い。

チーク無垢フローリング

主に家具や内装材として使われており、無垢フローリング界隈でもチークはどっちかというと定番な部類に入ります。高級な部類に入るのですがインドネシア原産のネシアチークなどは比較的安価で輸入実績も非常に多くロングセラー床材でもあります。

オイル塗装チーク無垢フローリング

「無垢フローリングとは?」「広葉樹と針葉樹」「代表的な樹種」をざっくりご紹介させて頂きました。原点回帰しつつご紹介致しましたが記事を読んで不明な点等あればお気軽にお問合せ下さい。キャスオンライン博多ショールームでは無垢フローリングのことは勿論、施工などのご相談も承っております。

床材もそうですが住居に関して気になることが有れば下記よりお問合せ下さい。

次回は「無垢フローリングの寿命」に関して紐解いていきたいと思います。

Related Posts

【2021.新商品追加のお知らせ】

2021年9月より新たに2商品入荷完了し

【2021.4月新商品入荷のお知らせ】

2021年4月16日より新たに4 商品の
ウエスタンレッドシダー施工例

【ウエスタンレッドシダー(米杉)の壁板・天井材の魅力や特徴】

北米針葉樹を代表するウエスタンレッドシダ